勉強会

東京勉強会「雑草でもたくましく生きていける」

現在、職場でいじめ、仲間外れにあっているカズミさんにお話ししていただきました。(詳細はこちら

30年勤務している会社で、昨年から、出社しても仕事を与えられず、廊下ですれ違うときも避けられる、旅行先で職場の人にお土産を買ってきて渡すも、「処分しましたから」と捨てられる…
そんな壮絶ないじめにあっているカズミさんから、辛い話をお聞きするのかと思っていたのですが、なんと‼
会社が好きなんですよ。会社は悪くないんです。だから、会社を訴えたいなんて、全く思っていません。このような体質になってしまったのが悪い。そこを観察して分析して、毎日楽しんでいます(笑顔)

普段、パワハラや職場のいじめを訴えたいという相談を受けている私たちは、前向きなカズミさんのお話しに驚き、また、その分析がとてもわかりやすく頷く3時間でした。
組織が大きくなりすぎた会社あるあるのお話しだと思います。

会社が悪くないというのは、社長は会社を良くしようとしているのが、伝わってくるからだそう。
社長が現場に来るという数日前から、上司は、清掃、整理、きちんとやっていることを見せられるように必死なのに、現れた社長は一言、
「私は現場が見たいのだよ」
ああ、わかってらっしゃる。そういうところからも、カズミさんは社長を尊敬し、社長は会社を良くしようとしていることが伝わるから、会社や社長を訴えようとは思わないそう。

組織が大きくなりすぎて、社長の指示が何段階も経てから現場に届くため、伝言ゲームの途中で内容が変わってしまうように、本当の社長の指示が伝わらないこともしばしば。
また逆に、現場の声も、伝言ゲームで社長には正しく伝わらない。

そして、パワハラの原因は、
上司が、上へアピールすることにばかりに意識が向いている
ことだと、カズミさんは言います。
上の人も、アピールすることで評価されてきた人たち。
アピールする人が評価される組織。
そのためには、意見を言う部下は排除しようとする。

アピールは顧客に対してするものなのに、会社という狭い世界で、上に向かって必死にアピールする人たち。
余裕がありすぎるからだと思います。命の危険があるような仕事なら、上にアピールしてる場合ではない
そう話すカズミさんの前職は、漁師

海に落ちて亡くなった仲間、北朝鮮の海域で銃口を向けられたこと、タンカーに衝突しそうになったこと。
そんな命がけの現場で、船長にアピールするような余裕はない。船長も、命がけで弟子たちを叱る。


カズミさんのお話は、いじめやパワハラ加害者の心理から、会社組織の在り方まで、とても幅広く、そして、普段聞くことのない海の仕事の話まで、とてもとても勉強になりました。

カズミさん、ありがとうございました。

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