勉強会

東京勉強会「加害者心理について」

元パワハラ加害者から聞いたお話(ご本人お話してOKとのこと)、テレビ番組から痴漢加害者のインタビュー、元痴漢のブログ、ストーカー加害者のカウンセリングをしている小早川明子さんのインタビュー記事、「女性死刑囚」深笛義也著 鹿砦社などから、加害者心理を話し合いました。

パワハラ加害者は、真面目なタイプが多く、自分ができたことを部下に押し付ける。真面目が故に、会社でも家庭でも、自己犠牲の毎日で、自分の時間を持っていない人が多い。解決策は、趣味を持つよう勧める、それも自分一人でできる趣味(他人を巻き込みがちなので)。
虐待が連鎖するように、パワハラも連鎖し、自分がパワハラを受けてきた人は、部下にもパワハラをしやすい。そのため、正しい教育だと思い込んでおり、パワハラをしている意識がない。それどころか、パワハラをしている自分に酔っていることも多い(加害者談)。解決策は、どの言動がパワハラに当たるのかを、文字できちんと示してあげること。
怒鳴るタイプは高血圧の人が多いので、会社が脳ドッグなどの検診費用を負担して、怒鳴ると命の危険があると伝えることでパワハラをやめさせるという、ユニークな解決案も出ました。

痴漢のインタビューでは、痴漢行為はゲーム感覚であり、生きがいという人もいました。つまり、ストレス発散でやめられない。病気だと伝えて、きちんと治療するしかありません。

ストーカーは妄想が激しく、話したこともない相手と付き合っていると信じ込んでいるなど。本人はストーカーをしている意識は全くないので(付き合っていると本気で思っているので)、家族が気づくなどしてカウンセリングを受けないと大変な事件が起きてしまうかもしれません。記事には、「あなたの行為はストーカーで、法律で禁止されています」と伝えても、「それは法律が間違っている」と言う加害者も。思い込みと承認欲求が激しすぎるので、カウンセリングで治していかなければなりません。

書籍「女性死刑囚」は、死刑囚の生い立ちから書かれていました。登場する死刑囚のほとんどが不遇な人生を歩み、事件を起こしたきっかけも、相手への恨みです。計画的な犯行で、相手を殺して死刑になることも受け入れているほどの憎しみです。こうなる前に、加害者も被害者も助けられなかったのかなあと思います。

そのほかにも、盗癖(窃盗症)のように、脳の病気で犯罪を犯してしまう例についても話し合いました。病気が原因だとわかったことで、本人も安心するとのこと。

前回の大阪勉強会「SNSの誹謗中傷と戦う方法」の話にもなり、匿名でSNSで悪口を書いている人は、相手のことが妬ましい、その人のようになりたいという気持ちがある。自分が幸せで、相手に興味もなければそのような行為はしないから。憧れの人という想いから、その人のようになれない悔しさで、いじめたり陰口を叩くという心理だそう。

加害者心理はいろいろですが、共通点は、
・自分が不幸である(誰からも認められていない人生)
・相手を傷めつけることを正当化している
・加害者意識はない

被害者ばかりがメンタル失調やトラウマで苦しんでいます。
加害者こそ治療をしないと、パワハラや犯罪の解決にはならないと思いました。

記事担当は須田でした。

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