勉強会

静岡浜松勉強会「正義論から考える労働契約」

今回は、特定社会保険労務士の中田浩司さんに、「正義論」についてお話ししていただきました。
全員参加型の討論形式です。

まずは、「正義ってなんだと思いますか?」
いきなり難しい質問です!
「正しいもの」「道徳」「マナー」「秩序」「ルール」など、それぞれ回答し、
全員共通の意見として出たものは、「人によって違うものなのではないか」。
極端な話、人を殺すことが正義だと思っている人もいる(そういう事件がありました)。
正義のヒーローは、怪獣からしたら正義ではない。
水戸黄門って本当に正義なんですかね。
それぞれの正義が違うから揉める。
共通の正義は、交通ルールとか。
など、最初のお題から盛り上がりすぎ。

正義について考えた後は、「幸福とは」。幸福度を数値で表したとして、
・幸福度が全員全く同じ数値の社会
・幸福度がとても高い人もいれば、マイナスの人もいる社会
・ほぼ平均的だけど、一人だけすごいマイナスの人がいる社会
・一人だけ高くて、あとはみな同じ社会
さて、どの社会が全体的に見ると幸福でしょう?

マイナスの人が平均的になるように補助、つまり、スタートラインをみな同じにし、機会を均等に与えることで幸せになれるのか。
スタートラインを均等にしてもゴールは違うのではないか。
徒競走のスタートもゴールもみんな一緒に手をつないでというのは正しい教育なのか。
そもそも社会は理不尽で差別があるものだと教えた方がいいのではないか。
など、議論はさらに熱く続きます。

正義や幸福を考えて脳みそが柔軟になったところで、これを会社に置き換えてみました。
全員同じ賃金で全員幸せなのか?
評価されないことで不満が出るのではないか。
少しでもがんばりを評価されるだけでやる気は変わってくる。
賃金だけではなく、労働時間や休日数でもやる気は変わるのではないか。

また、アリストテレス、ルソー、ベンサム、ロールズなど哲学者の話と、これらの人が唱えた論理についてどう思うかなど、脳みそフル回転。

あっという間に3時間。
「ちょっとタバコ吸ってきます」にも、
禁煙は正義なのか。
非喫煙者からすると喫煙禁止は正義だけど、喫煙者からしたら悪です。
体に害なので禁煙は正義でしょう。
など、すっかり脳みそは正義論づいていました(笑)

とても楽しい3時間でした。中田さん、ありがとうございました!

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