裁判傍聴

日本郵便(株)有期雇用社員格差是正最高裁判決に行ってきました

2020年10月15日、雨が降る寒い日でした。
13日の大阪医科大、メトロコマースに続き、日本郵便の最高裁判決。
18席の傍聴券に対して、並んでいる人が127人・・・
14:10から10分間で整理券が配られ(その時に並んでいないとアウトです)、全員に配布されたら、コンピューターで抽選し、当選番号が読み上げられます。

ハズレました(涙)。
15時からの判決は30分ほどなので、正門前で待つことに。
すごい人人人・・・

原告、出てきました!!
おおおおおおお~~~~( ;∀;)
歴史的瞬間!!
泣いてるオッサンもいる。

すでに報道のとおり、日本郵便の働かせ方は違法だと言う判断が下されました。

ニュースや新聞で内容はある程度わかりますが、やはり現場に行くと、原告の長い長い闘いを少しだけでも知ることができ、全然違いますね。

そして、報告集会にも参加。
報道で知るのもよいですが、詳細は報告会などで原告側弁護士さんのお話を聞いたほうがよいと思う。
今日1日だけのことじゃないですから。6年間の闘いを知っているのはこの人たちなので。

今回認められた内容をざっくりと。報告会で原告側弁護士さんから聞いたお話です。

・年末年始手当

働いたことによる対価です。仕事の難易度ではなく、「働いた」ことに対する手当ですから、正社員だけに支払われるのは不合理。

・病気休暇

会社は、正社員は長期雇用なので~という主張。それはそうだが、非正規も継続的勤務が見込まれるので、差をつけることは不合理。

・夏季冬期休暇

これが取得できなかったことによる損害は、高裁で計算しなおすために高裁に戻し。

・扶養手当

考え方は、上記の病気休暇と同じで、差をつけることは不合理。

・住宅手当

生活の補償である手当を、正規・非正規で差をつける合理的な理由がない。

今回の判決がゴールではなく、日本郵便はこれをもとに就業規則の改定など、ここから変えていかなければなりません。
また、他の企業も、個別の判断にはなるかもしれませんが、「非正規は仕事が簡易的だから」という理由で(非正規の仕事が簡易的とは限りません!!)差をつけることは不合理となる可能性が高くなりました。

国は「多様な働き方を推進」と言っておきながら、多様な働き方による問題が山積みになっていることは積極的に解決しようとしていません。
今回は歴史的な一歩ですが、これをきっかけに変えていかなければならないと思いました。

個人的に・・・
裁判官も非正規雇用を経験してほしい。
日本郵便の訴訟は、正規・非正規が団結して闘ったことが大きかったというところに感動。

記事は須田でした。

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